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有識者インタビューVol.4 × nicoRoom 久本様
2025.12.14
ママの心にそっと寄り添う場所──nico Roomが届けたい安心とつながり
子育て中のママの不安や疲れを、優しく受け止める場所をつくりたい——そんな思いから始まったnico Roomは、地域の親子を支える拠点として歩んできました
——団体を立ち上げたきっかけを教えてください2006年にNPOを立ち上げました。
「子育てや食育を応援したい」という思いが根本にあります。
子どもを育てる中で、「一人でがんばらなきゃ」と抱え込みやすいママたちが、
少しでも肩の力を抜ける場所を作りたいと感じていました。
立ち上げ当初から、子育て相談の電話受付もしてきました。
悩みを話せる相手がいるだけで、気持ちがふっと軽くなることがあるからです。
——現在の場所で活動を始めたのはいつ頃ですか?2012年からなので、もう13年になりますね。
長く続けていると、赤ちゃんの頃に来ていた子が、小学生、中学生になって、成長した姿を見せに来てくれることもあって……本当に感激します。
——親子カフェでは、どんなことを大切にされているのでしょうか親子カフェは「子どもの居場所」でありつつ、子どもを支える“ママ”にとっての安心の場でもあります。離乳食やママ向けのごはんを手作りで提供し、「ゆっくりごはんを食べられる時間」を大切にしています。
忙しい毎日の中で、ほっと一息つける場所になれたらと思っています。そして、ここは「交流する場所」でもあります。
ほかの親子と自然に関わりが生まれて楽しくなり、「自分だけじゃない」と思えるだけでも、気持ちが少し軽くなります。
——食育にも力を入れていると伺いましたはい。食べることは、体と心の土台です。「心の触れ合いも大事ですが、 “からだ”を整えることも大事」を大切にしています。
親子クッキングでは、サンドイッチで型抜きをしたり、おむすびを一緒に作ったり。作る楽しさや「おいしいね」と分かち合う時間を大事にしています。
——子ども食堂の活動についても教えてください2年前から、お弁当の提供という形の子ども食堂を始めました。
予約制で、40食、15組ほどの親子が利用しています。
「ぷち」の日には、ここで一緒に食べる会食の日もあって、みんなで食事を囲むと、自然と笑顔が増えます。
——スタッフの方々についても教えてくださいスタッフは全員、子育てアドバイザーの資格を持っています。
まずはママの話をしっかり聞くことを大切にしています。
困っていることや悩みを「言っていい場所」、それがここです。
「育児は育自」という言葉があります。
子どもを育てる中で、ママ自身も育っていく。その時間を、私たちもそっと支えたいと思っています。
——最後に、今子育てをしているママにメッセージをお願いしますママはいつも本当にがんばっていますよね。すごいです。
小さなこと一つひとつに向き合うって、とても大変です。だから、「疲れた」「助けて」って言ってもいいんです。
その気持ちを安心して話せる場所として、ここがあります。
あなたの笑顔が、子どもの笑顔につながります。笑顔の子育てを応援しています。
nico roomの公式アカウント:
@nicoroomcafe
むさうらまちむずび公式インスタグラム にて有識者インタビュー 公開中!そちらも 是非 覗いて見てね!
https://www.instagram.com/machimusubi_musaura/
Presentated by 埼玉大学 B-CAMP 参加メンバー 丸岡/須藤/山本
協力サポート:Be ACTO武蔵浦和 マチノバ
B-CAMP 主催:NPO法人ブランディングポート